おはようございます。
教室管理者の髙田です。

本日は恐ろしい記事を見つけたので、
紹介させて頂きます。

紹介元はコチラです。

「AI研究者が発見した「バカの壁」の正体」

このブログでは、とても丁寧にAiについての情報を書いて頂いています。

簡単に言ってしまえば、「教科書を読めていない子どもが大勢いる」ということ。
また、「意味」を理解しないAiよりも8割の高校生がテストの成績という面において劣ってしまっているということ。
それは、将来8割の人がAiに取って代わられる未来を表しているということ。

恐ろしい、、
非常に恐ろしい研究です、、、

教育者のポジションにいる自分としては、
絶対に生徒が「Ai」に負けるなんてことはあってはなりません。

「将来8割の人がAiに取って代わられる未来」
その鍵を握るのは「読解力」かもしれません。

この記事を読んで頂いている方で、
子どもの「読解力」が心配だという保護者様は
以下の問題をお子様と一緒に解いてみてあげてください。

言葉の意味が分からなくても、解ける問題です。
↓↓↓
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「アミラーゼという酵素はグルコースが繋がってできたデンプンを分解するが、

同じグルコースからできていても、形が違うセルロースは分解できない」

この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢の中から一つ選びなさい。

セルロースは( )と形が違う

1デンプン

2アミラーゼ

3グルコース

4酵素
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こちらの問題、意外と詰まります。
「うん?」とちょっと考えさせられるのではないかと思っています。

正解は1、デンプンです。

いかがでしたでしょうか。

この問題は知識を問いているのではありません。
「読解力」があれば解ける問題なのです!

この問題を部分毎に解釈して、主語と述語を意識すれば、しっかりと解ける問題なんです。

「アミラーゼという酵素はグルコースが繋がってできたデンプンを分解するが、

同じグルコースからできていても、形が違うセルロースは分解できない」

まずは問題を整理してみてみましょう。
主語と述語に注目してみます。

アミラーゼという酵素はグルコースが繋がってできたデンプンを分解するが、

    (アミラーゼという酵素は)同じグルコースからできていても形が違うセルロースは分解できない

主語と述語に注目してみると、
下段の文章に「アミラーゼという酵素は」という主語を入れてみたほうが読みやすくなるということがうっすら気付きます。

また、述語にも着目してみると、
「デンプンを」という目的語についても少し意識が向くようになります。
問題を色分けすると以下のように見えてきます。

アミラーゼという酵素はグルコースが繋がってできたデンプンを分解するが、

    (アミラーゼという酵素は)同じグルコースからできていても形が違うセルロースは分解できない

つまり、最終的に色分けされたこの文章は、

アミラーゼという酵素は 、デンプンを分解するが、形が違うセルロースは分解できない

という内容を表していたのです。

よって、「デンプン≠セルロース」となるのです。

よって問題に戻ると、

「セルロースは( )と形が違う」

「セルロース」は「デンプン」と形が違う
と読み解くことが出来るのです。

なかなか骨のある問題ですね。

ここまで細かくお子さんが説明出来なくても、
なんとなく1、デンプンという答えを出せたら素晴らしいことだと思います。

ただ、この問題を紹介させて頂いたのは
単純にお子さんの「出来る」「出来ない」を知って欲しいということではありません。

大切なのは
この「読解力」は、

「訓練すれば必ず身につく」

ということなんです!!

日頃から主語と述語を意識するだけでも見る世界は変わるのでぜひ試してみて欲しいです(*^^*)

それでは本日はこの辺で。