教え子の結婚式の前日に
学校の現職管理職の前で話をしたことを
記事にさせて頂きます。
(※許可はもらっています。)
さて
その前に
親としての任務は記事に何度も何度も書きました。
だから
親としても
学習とは何か?
良い学習環境が何か?
親としても学ぶ必要があります。
しかも
「我が子の特性を踏まえて」
でもね、
親御さんだって
学校生活はブラップボックスなんです。
だから
先生からもらう学期ごとの通知表が
学校生活総括評価として
とっても
とっても
大切な意味をなします。
そこで私が今回、管理職の先生方に怒った事案が次です。
通知表は学級担任が作成します。
中高は各教科担当から集めてきた評価を
担任が集計します。
しかし見て下さい。
この通知表
手にした親が何をどう判断したら良いですか?
これでは結果主義でしか判断できない!
社会が他の教科より悪い!
だって3だから!
これじゃ、、、、、子どもが勉強に自然と向かいませんよ。
勉強しよう!って思わない。
しかも
「社会苦手!だって成績悪いし!」となります。
あー、先生の通知表が〇〇教科を嫌いにさせてしまう。。。。
ちなみに評価基準見て
教育現場にいた教育者は分かりますよ。
塾の先生でもわかる人は一握り。
てか
学校の先生!
学校の先生しか知らない隠語ですよ、この通知表の評価基準!
見方・考え方?
なに?
数学の見方・考え方?
教科ごとにありますが、、、、。
しかも
学年によっても違いますが、、、、。
保護者分かりますか?
この通知表見て、我が子に対して何か学習環境の整備や対策を立てられますか?
そんなことを現職管理職に熱く語ったのです。
私は教員採用試験対策のスクールも経営しています。
そこでよく話すことがあります。
「保護者と連携して、子どもによりより教育環境を提供しなさい。
そのためには
保護者に分かりやすい情報提供と共有を図りなさい。」と。
正直
こんな紙切れ一枚で
数学は4
社会は3
じゃ、この4を5にするために
何をどうしたら良いのか。
どんな取り組みやどんな準備をしたら良いのか。
社会はどの分野がどうで、
その分野をどう改善したら良いのか。
5が取れた国語と英語は引き続き5になるために
どうしたら良いのか。
普段の学校の授業では何をどう取り組んだら良いのか。
高校の絶対評価と言って点数で評価が決まるものと
小中学校での相対評価・観点別評価って
保護者への説明がもっと丁寧じゃないと
保護者が
どう我が子にアプローチしたら良いか分からないのです。
良いですか
子どもを評価すると言うことは
子どもの人生を決めていること。
人生を決める重要な任務があるなら
もっと子どものことを思って評価してもらいたい。
結果だけの評価として
どういう事象や経緯があって、どう評価したか。
次にその評価についても
修正・改善するための評価として
どう今後は取り組んだら良いか。
しかも教科ごとに明確に、マネジメント設計してもらいたい。
そうじゃないと子どもが改善されず、
また認識や授業の受け方が間違ったまま
次の長い学期を過ごすことになります。
さて
そうブーたれても仕方ないので
私が解説します。
各教科の見方・考え方とは
新しい評価基準なんですお母さん。
これは
「全国で均一な学習環境を提供しよう!」って
文科省が示した
”学習指導要領”という授業の要点をまとめたものが
一昨年新しくなって出てきた言葉です。
具体的には今までは先生が何を教えるかに重点が書かれていました。
けど
新しくなって(=改訂されて)
子どもたちが
学校で習う知識や技能を各教科ごとに
どんな知識や技能を
どう学んで
学んだことが
どう出来るようになるか、活かせるかが変更点です。
ということは
授業においても
各教科の
学び方が違うのです。
その学び方が身についているか評価されます。
また、
その学び方から得た知識・技能を
各教科で活かせているか
テストや発表・提出物で判断されます。
しかもそれが
誰にも言われず積極的な行動であったか(=主体的)
みんなと協力して、自分の意見をみんなにぶつけ合えたか(=対話的)
学習の最後でまとめたり、発表したりしたのちに、更にもっと学ぼうという姿勢になり、知識を調べ進めたか、技能を高めたか、次の単元に繋げられたか(=深い学び)
この
知識や技能の習得の他に
主体的、対話的で深い学びを基盤として
思考力や判断力、
表現力を高められたか。
そして
常に学びに積極的であったか、学びの姿勢もが評価になっているのです。
だから
各教科の見方・考え方も
それぞれ違いますし、
学年によっても見方・考え方、評価するポイントが違います。
ちなみに
数学(算数)の見方・考え方で大切なことは
数の大きい小さい
図形の違い
表やグラフなど含め
それぞれの結びつき(=共通点や相違点)の関係性に
まず着目できるか。
問題が提示されたら
それらの関係性を元に
答えまでの【道筋】を大切にして
答えの根拠をしっかり立てて
回答できてるか。
だから一気に答えだけ書くのは辞めてね。ってこと。
しかも
何となく回答はもっての他だよ。
でも何となく回答はわかる。
それは予備知識が入っていないから
単元で必要な予備知識をしっかりインプットして
数多くのアウトプットを通して
問われ方や法則性を見つけ
順序よく答えて回答を出してくれたら良いよ!ということ。
だから
数に着目すること。
量に着目すること。
図形に着目することなどの条件を揃えること。
そうしたら
これまで習った知識(=予備知識)と結びつけよう。
結びつけたら
道筋を立てて
順序よく回答する。
それが根拠になるから。って。
これを踏まえて通知表には
今学期の単元は〇〇の単元だったから
数を数直線上に並べて・・・・・。
このことが出来ていなかったから
来学期に備えて夏休み中は
〇〇の単元は
数を数直線上に並べて・・・・・。
こんな通知表なら
親としても
子どもの学習環境を整えやすい!
先生が忙しいのは分かるけど
でも
評価は丁寧な評価にしませんか?
昨年度も通知表をSTUDY HOUSEに持ってきてもらい
保護者と生徒に
どの点をどう改善したら次学期に改善されるか
「通知表カウンセリング」をしました。
このカウンセリングした16件のご家庭の
翌学期の成績が改善されたことは言うまでもありません。
どの教科の何の単元をどのように学習したら良いかまで
アドバイスしたからです。
今年も継続して行なっていますので
STUDY HOUSEに気軽に通知表を持ってお越しください。