埼玉の公立高校教員として10年以上働いて染み付いた考えから
秋田の公立高校について
これまでも何度も発信してきた。

秋田の親御さんの多くは
秋田の高校を突破して
秋田県内、県外の大学へ進学して
戻られた。

いや〜
現場に降りてきて
まず秋田県の高校入試の制度の分かりにくさ
何度も何度も伝えて
やっと
判定基準が公表され
前期入試の不透明さについては
2年後には少し改善されます。

これまで県議の沼谷さんには
何度も何度も意見を述べさせてもらいましたが
本当に尽力してもらい
感謝しています。

しかし
今からでも
すぐにでも
秋田の高校で実施してもらいたいことがある。

それは
学校説明会、体験会の実施である。

びっくりするのが
年1回のみ
しかも夏休みで終了する学校も。。。汗

「え?夏休みに志望校決める子いる?」

埼玉では
年に5・6回実施する学校もあります。
しかも11月に実施も
実は
私が最初に勤めた学校は中学校に出向いて説明も試験ギリギリの月でも
個別相談会を実施していました。

ま、公立高校も「営業」が大切なんです。
この感覚
秋田の公立高校の先生にあるのかな・・・・?

いや〜
大学受験も高校受験も
11月の模試で
指導者側は
「あ、この子、大体この学校だね」と思うわけです。

その時に
学校見学行っていません。

そりゃ、学校知らないから
偏差値っていうか。
学力で学校選ぶよね。

結果
大学受験も
学びたい学校よりも
学力で選ぶよね。

話が飛躍するけど
今年、東大狙っている生徒がいる。
東大しか受験しない子がいる。

まだE判定にも関わらず
でも
どうしても東大で学びたい理由がそこにある。

また
早稲田に受かる実力があるのにも関わらず
農業を学びたくて
東京農業大学に通う。

はたまた
明治大学に行けるにも関わらず
やりたい専攻、学科が工学院大学にしかないから
偏差値が低くてもそこに行く。

何を目的で
どう自分の価値を上げたくて

言えば
どう自分が生きたいくて

学ぶのか

ここが大切だと思っているSTUDY HOUSE

だからこそ
環境を提供する側
高校も大学も

どれだけ細かく受験生に情報を提供するかを見せる必要があると思う。
最初に勤めた学校では
頑張った生徒の成長軌跡をロードマップにして説明をした。
体験授業として
簿記の授業もした。
反面、簿記の授業で成績が取れる生徒と、取れない生徒の特徴も述べて
どんな過ごし方をしたか
不登校生はいるか
中学時代、不登校だった生徒が無遅刻無欠席して
明治大学に合格したのはなぜか。
そんな学校対応が裏側にあるのか。
全て良いことも、裏側も説明をした。

入学前にその学校のやり方、生活スタイルが合うかどうか。

生徒指導部として
どんな指導をしているか。
実際の遅刻者数や謹慎数、退学者数、家庭訪問数、家庭電話連絡数まで公開したことだってある。

より1人の在校生の”リアル”を
勤めている教員が伝えることで
迷いなく
高校選択、大学選択ができると思っている。

オンラインでも良いじゃないか。
逆にオンラインだから
より内容を精査して、リアル体験が出来ると思っている。
いくつかの大学のオーキャン(=オープンキャンパス)を観たらいい。

秋田県の入試制度、ブラックボックス
特に前期入試
前期入試筆記点数が上回っても、別の項目で下回り落とされた。。。
一般入試
学校評定と一般入試点数、そして当日の面接点数で総じて合否判定を決めると公表している。
しかし
明らかに一般入試点数寄りになっている。
学校の成績を上げても、資格試験でどんなに上の級をとっても、生徒会で頑張って人間性が良くても
結局
一般入試点数が決め手。
ま、分かりやすいって言えば、分かりやすい。

そういった面では
秋田の子
可哀想って思うことは多々ある。

高校の学校数が少ないから
埼玉みたいに
偏差値5の中に5校あるのと違い

秋田の進んだ先の高校では上から下まで
一色担

高校の先生側も
指導が大変。

だから
大学進路指導がね。。。

「もっとその生徒にあった進路指導をしてくれ〜!」
「もっと大学情報、短大、専門学校情報、奨学金情報を知ってくれ〜!」って思うのです。

秋田の高校でも
もっと特徴ある学校作れないかな。

そのためには
特徴ある先生をどんどん採用してもらいたい。

デザイナー出身の人とか
エンジニア出身の人とか

あの先生に学びたい!
そんな「人に学びたい」選択はあっても良いと思う。

現に
秋田南高校に進学した生徒は
〇〇先生のもとで数学を学びたい!
そんな志で行きましたし!!!!!

秋田県は慢性的な問題を抱えている県。
だからこそ
もっと人材を人財に昇華する工夫が必要だと思っています。

STUDY HOUSEでは
ここに来てスタッフ採用を進めました。
11月には
専任が7人になります。
パートが3人
そして
学生講師がオンライン担当含め30人です。

人を育てるのに
スタッフの教育が何より大切です。
このステージは私の得意分野です。

今年の受験生が情報不足による戸惑いをなくし
自分の希望する進路に自信を持って進めるように
残り半年で受験のの中3生
そして
残り4ヶ月で共通テストの高3生のために!

9月爆走するっす!!